ロックハート城復元

ロックハート城復元

ロックハート家の祖先サイモン・ロッカードは、スコットランドの独立を勝ち取り今もなおスコットランド人が最も敬愛する英雄 ロバート・ブルース王に仕える騎士としてその名をスコットランド史に留めています。
1329年6月7日にこの世を去ったロバート王は、自らの心臓をキリスト教の聖地バレスチナに埋葬するように遺言し、この命を受けたのがロックハート家の祖先、サイモン・ロッカードでした。
しかし、折りしも激しくなった十字軍の戦いに遭遇しこのブルース王の心臓は祖国に持ち帰ることとなり、サイモン・ロッカードは戦況激しい中、王の心臓を「鍵をかけた小箱」に入れ、その困難な役目を無事に果たし、心臓をスコットランドのメルローズ寺院に奉納しました。以来ロッカード家の紋章には鍵に囲まれたハートの図が加えられ、名誉を称えて家名もロッカードからロックハートに変えることを許されました。

ロックハート城は1829年、エジンバラの南西約50kmの位置に建てられました。
この城を建てたウィリアム・ロックハートは州の下院議員やグラスゴー大学の学部長もつとめ、領地の豊かな鉱石資源を利用して産業を興し、それを基に鉄道が引かれるといった地域貢献をよくした大人物でした。
また、弟のジョン・ギブソン・ロックハートは19世紀の英国が 誇る文豪ウォルター・スコットの長女と結婚し、文学者であった彼は、舅の死後ウォルター・スコットの伝記全7巻を集大成し、英国の三大伝記作家としてその名を残しています。

そしてこのロックハート城は1988年、当時のソビエト・ゴルバチョフ元書記長の承諾を得て、30個のコンテナでシベリア鉄道を経由し、同年12月無事日本に到着しました。
以来、3年紆余曲折と延べ15,000人の建設スタッフにより幾多の困難を克服し、1993年4月6日遂に群馬県高山村に復元されました。
ヨーロッパの古城移築・復元は我が国で初めてのことで、これは俳優・津川雅彦氏とロックハート城オーナー・平井良明の「夢」のリレーにより完成したものです。

1829年ウィリアム・ロックハートによりスコットランドに建設(撮影:1860年)

1829年ウィリアム・ロックハートによりスコットランドに建設
(撮影:1860年)

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